誰かがわたしのことを覚えてくれているというのはとても嬉しい。研究室で小包を空けてみると、そこには蛍光色に近い明るい黄緑の、フェルト生地で覆われた手帳サイズのノートが入ってあった。表紙に書かれた「FIRENZE」という文字をのぞいては、どこにでも売ってそうなただのノート。でも友人が土産物屋であれこれ悩みながら選んでくれたのかなあと考えるとこれまた嬉しくて目から水分が飛んでいく。
こういう風に生きていけたらいいと思った。遠くにいる友人を時々思い出し、そして心を込めて小包を贈り、贈られ、肩の力をふっと抜かせ合いながら。
かくしてわたしは日記を書くことのできる場所を見つけた。思ったよりも早く見つかった。真っ白のページに、万年筆の先を滑らせてゆくと、さらさらとした書き心地に気分がよくなる。とはいえこうやってパソコンに向かっていると画面に文字を浮かべさせたくなるのだよネ。
こういう風に生きていけたらいいと思った。遠くにいる友人を時々思い出し、そして心を込めて小包を贈り、贈られ、肩の力をふっと抜かせ合いながら。
かくしてわたしは日記を書くことのできる場所を見つけた。思ったよりも早く見つかった。真っ白のページに、万年筆の先を滑らせてゆくと、さらさらとした書き心地に気分がよくなる。とはいえこうやってパソコンに向かっていると画面に文字を浮かべさせたくなるのだよネ。
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