Monday 13 October 2014

誕生日にパン

最近25歳になった。なったらしいが実感はない。人から25歳おめでとうなんていわれると、ん?え?わたし?ってなる。でも25歳になったらしいので次から履歴書には25歳と書かなければならない。25歳になったばかりの私はパンを焼いていた。夜中家に友人が遊びに来ていて、彼らをほったらかしてパンを捏ねていた。捏ねていたというかボールに叩きつけていた。パン作りを始めたころ、ネットやらレシピ本やらで書かれている捏ね方を参考にして捏ねていたが、捏ねども捏ねども生地はまとまらず、グルテン膜のできたハリのある滑らかな生地からは程度遠く、表面がぼこぼこしててぶちぶち切れる情けない生地にしかならなかった。生地づくり5回目くらいのとき、今日もどうせだめなんだろうな、おいしいパン焼けないな、粉もったいない、悔しい悔しいと思って、なかなかまとまらないべちべちゃした生地に嫌気がさし、投げやりになって思いっきりボールに叩きつけてたら、不思議とだんだん良い感じの生地になり始めた。それ以来、私のパン作りの捏ねスタイルは基本、たたきつけることが中心になっている。ほぼ捏ねてない。あとになって、そういうやり方もあるもんなんだと知った。


覚えておきたくなった、能登でパンを焼いている古川一郎さんの言葉

記憶に残るパン
国によって、文化や風習が異なるように、パンもその国によってちがいます。
僕が思うに、主食がお米である僕達日本人と欧米の人とでは、体が求める水分量が違うように思います。ですからパン自体に求める水分量(しっとり感)はとても大切だと思います。
よく本場ヨーロッパの味!という感じの固いパンがありますが、本当においしいのでしょうか?
ひとくち食べた瞬間、「これはおいしいのかな?」っと考えてしまうパンは、本当においしいパンなのでしょうか?
僕は口に入れた瞬間『美味い!!」と体中にインプットされるような、そんなパンを目指しています。

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