Sunday 24 November 2013

甘かったりくさかったり

昨日のに続いて変な夢を見る。変な、という言葉で片付けてしまうのはほんとうに変だったからで、
あと細かいことを説明するのがめんどくさい。変な、といえば、川上弘美の『なめらかで熱くて甘苦しくて』を読んでいてさっき読み終わったけど、この短編集もずいぶん変な物語ばかりだった。変だけどすきだった。甘苦しい気持ちになった。読書感想文を書くのは昔から苦手で、優等生のフォーマットに倣って書くことしかできなかった。「○○という△△の□□といった場面がとても印象深かった。」レベルのものしか書けなかった。

夕方、先輩を誘ってごはんに行く。突然の雨。雨は嫌いじゃない。ものすごい嫌いなときもあるけど。日本食のレストラン。からあげ定食。このひと日本の選挙制度とか憲法にくわしいからびびる。一票の価値の差がどうのこうのと話してからカフェにはしご。ここのカフェのワッフルがすきなのでうきうき。猫もいるし。でも今日は猫より先輩の恋話にすっかり興味津々だったのです。人の色恋沙汰はなぜこんなにもおもしろいのか。下衆な話はなぜこんなにも盛り上がるのか。ワッフルは甘かった。ワッフルに添えられているバニラアイスクリーム、砕いたクルミ。なにかわからないけど甘いクリーム色のクリームみたいなやつ。甘い甘い。白くてふわふわしたいきものが近づいてくる。さっと足元をくぐって通り過ぎる。隣の客が脱いだばかりの靴のにおいを嗅いでいる。どんなにおいがするんだろう。たぶんくさい。猫は人間の靴が好きなんだろうか。友人が猫を飼っているが、その猫は友人の普段履いている靴を咥えては、自分の餌が入ったお椀のところまで持って行って満足するのだとか。靴が好きなのか、靴のにおいがすきなのか。なぜ、においが好きだとおもうんだろう。

先輩は嬉しそうなので、わたしも嬉しい気分になって、帰宅した。

帰ると、日本にいる友人から連絡が来ていた。数週間に一回、ふらっと連絡がくる。

げんき?
そこそこ。そっちは?
こっちもそんなかんじ。

みたいな。どこにいてもやっぱりさみしいときはさみしい。そんなときにタイミングよくお決まりのやりとりをもってきてくれる友人は、大事にしたいと思う。

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